幸せな消費のループを

最近すっかり書き忘れていますが、
このSF LIVE PROJECTは

"日常に新たな楽しみをプラスする"

と謳っており、
社会貢献の性質を一つ、
もたせたいます。

新しい音楽に出会う楽しみ、
出会った後も脳内リピートする楽しみ、
それがあるかないかで生活の取り組みは
随分変わります。

そういった意味で、
楽しみをプラスすることは
重要だと思っています。

ですがもう一つ、
実は注目していることがあります。

それは"消費の楽しみ"です。


昨秋、私の働いているお店が閉館し、
それまでの5年ほど、
雑貨を販売していました。

モノがあふれ
売れなくなってきた現代において、
消費活動(お買い物)に
どういった意味があるのか、
ずっと観察していました。

便利だから買う、コレクションする、
色々な理由でお買い物は成立します。

お財布と相談と言いながら楽しそうに
お買い物をする方もいらっしゃれば、
目につくものをすべて買おうとする、
そんな方もいらっしゃいます。

後者は親しくなっていくと、
心に深い悩みを抱えていたりします。

特定の誰かを指しているわけではなく、
販売の現場では必ず一度は出会う、
パーソナリティの一つです。

それが良いか悪いかということも、
その一場面で決められません。
お買い物で心のバランスを保っている、
という場合もあるからです。

また、中には最近有名になってきた、
カスハラな方もいらっしゃいます。

いつもイライラしていて、
八つ当たりしに来るような感じです。
まるで雷のように、
溜まった電気を放出する場所を探し、
さまよっているのです。

販売員は逆らわないからと、
言いたい放題言って、
申し訳ございませんを言わせたがる。

見ていてかわいそうでした。
自分の心をコントロールできない、
いつまでも心が晴れない、その人が。

お買い物、つまり消費活動は、
社会と繋がる手段の一つです。

繋がっていたいんです。
だから人のいるところに来るのです。
でも、満たされないのです。
何を買っても。

経済的に豊かでも、
心が満たされない人がいるのは
明らかでした。

ですが、
その対策をとる機関はありません。
むしろ、売上重視な時代ですから、
トラブルがない限り、
野放しにされるのが実情です。

冷たい時代です。

ところで、
消費活動をするならば、
別にモノじゃなくて良いではないか、
というのが私の考えです。

大抵のモノは手元にあるわけですから。

そういう点でコト消費が流行りました。
もちろん、メディアなどの
火付け役がいたわけですが。

形のない体験、"コト"を消費する。
そのコトがまさに、イベントであり、
スポーツであり、ライブなのです。

たくさんのミュージシャンがいて、
日々たくさんのライブが行われ、
集客に苦しんでいる現状。

テレビで見る音楽だけが
一流とは限らないのです。

今はあまりにも情報が少なくて、
初心者から上級者まで混ざった、
アンバランスなライブは多くあります。
好みや相性というものもありますから、
良し悪しは言えないのですけれど。

そこにお金をかけるのはギャンブルで、
当たり外れ、感じることもあります。

だからこそ、そんな心配のない、
ハイレベルなライブを求めました。

もっと求められているはずの人、
人の心を救うほど高いレベルを持つ人が、
あまりにも埋もれすぎています。

心に響く音楽はきちんと、
行き渡るようにしないとダメです。
せっかく鳴っているのですから。

本当にお節介ですね、私は。
何より、生意気。業界人でもないくせに。
だけど今の音楽界の風潮が嫌いなんです。

ごめんなさい、とも思っています。
アーティストに変な色付けはしたくないので、
そんなに長く続けたくはありません。

きちんとしたイベンターの方、
企業・団体の方にイベントを
引き継いで欲しいと思っています。

そしてアーティストにはもっと遠く、
私の声も届かないくらい遠く、
チケット取れるかも危ういステージで、
輝き続けて欲しいのです。

一ファンとして。
それはファンの皆様も多分、
望んでいることではないかと思います。

私はこのイベントに投資することで
消費活動をしています。

お金はかかりますが、それでも、
信じる音楽を紹介できるコトを、
私は幸せに思っています。

SF LIVE PROJECT

『SF LIVE PROJECT』のイベント情報です。

0コメント

  • 1000 / 1000